バティックとかかわるジョグジャカルタ

チョコ


ジョグジャカルタに行くと、人々がバティックと深くかかわっていることに気付く。
バティックの作品が作れる、作ったことがあるという人が結構いる。
よく聞くと、学校の授業でやるのだとか。
私が中学校の家庭科で作ったような紺一色の「ろうけつ染めの布巾」などではなくて、ちゃんとした大きな作品である。

通りのあちこちに並ぶガラスのドアのきれいなお店は観光客向けのものだが
路地裏にバティックのコレクターの家があって、部屋の中に大量のアンティークバティックが押し込んであったりする。
リサイクルバティックを専門に集めている人もいる。

そういうバティックの売人の下にさらに、バティックを買い付ける人というのがいて
マドゥーラだとか、あちこちの地方へ行って、家から家を訪ね歩き、
要らないバティックはないかと聞いて回り仕入れるのだと言う。

そういう人は、村々を歩くついでに、ほしそうな人に売っていったりする。

路地裏のバティックコレクターは、ピンからキリまでバティックを集めているのだけど
自分でも気に入っている本当にいいものはなかなか見せようとしない。
なんだかタイミングを見計らって、しぶしぶといった感じで
「これ、とっておきのなんだけど、しょうがないわ、見せてあげる」と
取り出してくるのである。商売上手だ。


バティックは世界遺産になったけれど、値段は下がっているのだそうだ。
なんでも、中国でバティックのコピーを生産し始めて、それが安いので値崩れを起こしたそうだ。これは一人の人から聞いた話だ。どこまで本当なのか確かめてはいないが、ありそうな話だ。

そして、アンティークバティックの中でも特にいいと言われている(そう聞いた)ティガヌクリや、100年ぐらい前の高貴な人が使っていたらしいという非常に手の込んだものなど、
いいものがどんどん外国のコレクターに買っていかれているという。
そして、ジャワ人は古いいいバティックをどんどん手放しているという。

ティガヌクリとは、チルボンとパカロガンとソロだったか、正確なことを忘れてしまったけど、3つのバティックの名産地のモティーフがミックスされたもの。

ちょっと聞いた話なので、いろいろ違う点もあるかもしれない。


お金が手に入るのはいいことだと思うが、いいものが国外にどんどん出てしまうのは
ちょっとまずいのではないか。
そういいながら私も数枚買っているから偉そうなことを言う資格はない。

とにかく、ジョグジャの道を歩いているだけでは分からないが、
バティックとかかわる人が思いのほか多いということである。
私の感触では、ジョグジャは商人の町のような気がする。人々の商人気質を感じる。商売を興そうという気持ちがごく自然にある。
そんなことからもバティックの売買にかかわる人も多いのかもしれない。


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バティックの研究者が執筆しているため
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